シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇を見てきました

シン・エヴァ自体の感想は「面白かった」とだけ書いておきます。

ここにはエヴァとの思い出というか、自分語りというか、なんかよくわからないシン・エヴァを見たあとに思った・思い出したことを書こうと思います。

新劇場版とかエヴァ関連の思い出とか

エヴァと初めて出会ったのは幼稚園だったと思います。たぶん父親が海外出張の際の暇つぶしとして集めたであろうビデオの中にありました。

当時自分は家庭用のゲーム機を持っておらず(テトリスとかインベーダゲーム単体の謎のゲームは持っていた記憶がありますけども)、暇なときに見ていました。

その後だいぶ時間は経ちますが、中学時代に全く曲を聴かない自分が「とりあえずCDの一枚でも持ってた方がいいかな?」と思い「残酷な天使のテーゼ」のCDを買ったり、エヴァに詳しい友人ができ、その友人からエヴァの漫画があること、自分が幼少期に見ていたエヴァに関すること(自分が劇場版も見ていたことをそれまで知らなかった)、エヴァのいろいろなゲームがあることを教えてもらったりしました。

そして中学三年の秋頃に「Newtype」を書い始め、そこで「新劇場版」の情報を見た記憶があります。同時期にエヴァという作品の延命の為なのか「ぷちえゔぁ」なるものを一瞬見た気がしたんですが、すぐなくなっちゃいましたね。

新劇場版の情報を自分が見たときにはタイトルが「序」「破」「急」「?」みたいな感じで発表されており、Newtypeのコラムではそれぞれ「起」「承」「転」「結」に結びついているのでは?みたいな考察だかを見た記憶があります。

序が公開された

中学三年生の冬、シネマアイリスという函館の小さい映画館で見た記憶があります。

引っ越したばかりで土地勘のない中運転する母親の車の中でワクワクしながら映画館に向かったことを覚えています。

映画館につくとびっくりするほど小さくて「ほんとにここで上映してるの?」と不安になりましたが、中に入るとエヴァのポスターが貼ってあったので安心した記憶があります。

また、「クローズZERO」がエヴァの前に上映されており、待っている間は物騒な声が扉の奥からかすかに聞こえていたこと、上演終了後にヤンキーっぽい人たちが扉から出てきてちょっと気まずかった気がします。

序を見た当時の感想は「映像が綺麗になって緑に光るようになっただけのエヴァ。残りの作品も焼き直しでいくのかな?」でした。

ただ、今までNewtypeを読んで情報を追い続けていたこともあり、とても感慨深かったことも覚えています。映画館が小さく、更に最前席に座っていたので「自分だけのもの」という感覚が強かったからというのもあるかもしれません。

破が公開された

高校時代、結構遅い時間に見に行った記憶があります。(高校生の感覚なのでもしかしたらそんなに遅い時間ではなかったのかも?)

今度はシネマ太陽という映画館で見たのですが、序を見たときに比べてとても広く感じました。

そしてクライマックスに始まる自分の知らないエヴァの物語。

興奮が抑えられず、帰りの車の中で映画を見ていない母親にめちゃくちゃ話していたような記憶があります。

破を見た当時の感想は「ああああああああああああ」でした。

Qが公開された

実は劇場で見てません。

高校を卒業して一人暮らしでアルバイトをしていたのですが、当時は映画を見るのも渋るぐらいお金がなかったんですよね。

Newtypeも買わなくなっていたので完全にエヴァとは切り離された生活をしていました。

ちなみに、公開の2年後ぐらいに漫画版が完結してネットで話題になっていたような気がします。

シン・エヴァが公開された

シン・エヴァを見るにあたり、Youtubeの公式で公開されたQを見ました。

早起きし、朝一番でTOHOシネマズ新宿で見ました。

映画のパンフレットというものを初めて買いました。

自分が最初に序を見てから14年が経過しました。劇中の破 -> Qの間は14年らしいですが、自分は序 -> シン・エヴァでリアル14年を体験しました。これは映像化された後に見るのだとなかなか経験出来ないことですよね。

14年、いろいろありますよね。

おわりに

シン・エヴァを見たあとすぐに宇多田ヒカルさんの「beautiful world」を初めて聞いたときの気持ち、序で実際に聞いたときの気持ち、中学生のときの自分、いろいろなことを思い出しました。自分の14年間についてやシン・エヴァについて考えたりもしました。そしてお腹が減ったのでお昼に「タコス屋ブレイズ」でタコライスを食べました。うーん、タコス屋ブレイズが特別な場所になっちゃったぞ。

今まで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序/破/Q」ときて、これだけ「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」なのは「新しいエヴァ」という形だからなのか、エヴァ延命のための道を作るための甘えなのか、一体どうなんでしょうね。

個人的には落ち着くのであれば落ち着けばいいですし、新しいのを作ってくれるのであればそれでもいいと思っています。「特報!!!」とかでデジタルリマスターみたいなのだけはやめてほしい。。。

うーん、他にもいろいろ書きたいことはあるはずなんですけど、うまく言葉にできないのでこれで終わりです!

最後に、庵野監督、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!!!